種子島、この島には3つの町がある。町から町まで車で1時間くらい。
その3つの町にはそれぞれスーパーがあったり、コンビニ、食堂、病院などが集まり最低限の物は町に行けば揃う。
しかし、それらの町から車で15分も走れば、もうそこは信号もなければスーパーもない、ひたすら山と海と畑だけの
田舎の村なのである。
おじいと、おばあが二人で経営する小さな売店があれば御の字だ。
余談だが、こんな店には菓子パンはあるけど弁当はない。その代わり、付けがきくのである。
だから、村に住んでいると
「今日はお客さんが来てるし、みんなでどこか美味しいもんを食いにいこう!」
となれば、必ず町に出ないと、その欲求が満たされないのである。
種子島に数多く存在する田舎の村は、ほぼ100%この状況なのである。
しかし僕たちが暮らしている伊関集落(種子島の北東部)には、
「はえの民宿」があるのだ!!!
簡単に「はえの民宿」について語らせていただきます、、
民宿なので、宿泊施設であるには違いないが、他の民宿と大きく違うところは、
宿泊客でなくても、予約無しでランチを食べれるのだ!
そのランチが別格に美味いです!!
それもそのはず、オーナーの波江野勝美こと、「かっちゃん」は島を出て、長年大阪で料理の修行を真剣にやって来た包丁人なのです。
(写真右側の赤シャツ男が、かっちゃん)
だから、その辺の「おふくろの味」とは別なんですよ。
定番メニューの一つにある「海鮮丼」は超オススメですが、何をオーダーしても全て感激の美味さです。
ご飯も、味噌汁も、小鉢もみんな美味いんですよ。
デミソハンバーグもたまりませ〜ん
店内に流れるBGMにもかっちゃんのセンスが感じられます。
その日のかっちゃんの気分で流れる曲は、
ジャマイカンなサウンドから、ボサノバ風のJ-POP、時にはクラブ系のゆるいハウスな曲まで、オールジャンルです。
町から遠く離れた種子島の村で、ランチが食べられるだけでも幸運なのに、超美味いんですマジで!
さらに、前もって予約をすればディナーも食べれるんです。
当然ながらこのディナー、ヤバいです!美味過ぎです!
「はえの民宿」は海の目の前、
オーナーのかっちゃんのお父さんは海人。そう、潜りの漁師さんなんです。
豊かな海から新鮮な海の幸をお父さんが獲り、板さんのかっちゃんが包丁を入れるんですよ。
季節ごとメニューも変わりますが、どの季節も間違いありません、、
徒歩数分の所に「沖ヶ浜田」のビーチがあり、海水浴はもちろん、外洋からのウネリもあるのでサーフィンも楽しめます。
ヤシの木の向こうに見えるのが、「沖ヶ浜田」ビーチです。
すぐ隣には、別のサーフポイントがあり、
「はえの民宿」を拠点にいろんなサーフポイントに行けるのも、サーファーにはたまりませんね。
かっちゃんもサーファーなので、その日の風などから一番いい波のポイントを教えてくれますよ。
都会を離れ、混雑とは無縁の透明な海で、ウネリと戯れるのも贅沢な気分になれますよ。
かっちゃんはイカ釣りも大好きで、過去にキロオーバーのイカをたくさん釣ってます。
エギング好きな貴方、
かっちゃんからアドバイスをもらい、夢のキロオーバーを現実の物にしてください。
幻の魚「ヒラスズキ」も、この島では幻ではありません。
冬場限定になりますが、荒磯の帝王ヒラスズキをお気に入りのルアーでゲットするのもこの島の魅力です。
専属のガイドが絶好の釣り場にご案内します。
87センチ、5キロのヒラスズキ 幻が現実になる島、、
てなわけで、「はえの民宿」をべた褒めする内容のブログになってしまいましたが、
僕は、「はえの」の回し者でも、かっちゃんの後援会でもありません。
今日、ばきい(種子島弁で妻の意味)と一緒に、「はえの」のランチを食べて、改めて感じた事をブログに書きました。
もう一度言います、
是非、種子島に遊びに来て下さい。その時は「はえの民宿」に泊まり種子島の自然を感じて下さい。
波乗りも釣りもいいけど、
ここでは「何もない!」を体験出来ます。
鳥のさえずり、サトウキビをゆらすザワワ、遠くから聞こえる波の音などはもちろん、ミツバチの羽音、雨が窓を流れる音、星が流れる音、入道雲が膨れ上がる音、地球が自転する音、そんな音まで聞こえ、
吸い込む空気の味まで体験できます。
民宿の屋上から
朝は、水平線の彼方から昇る太陽、
昼は、渡り鳥達が列を組んで飛ぶ姿、
夜は、天の川がクッキリな満点の星空。
「地球って本当に丸いんだ!」を実感してください。
町にある大型宿泊施設では味わえない刺激を約束します。
沖ヶ浜田と言えば、「本場の本物」にも認定された、伝統製法で作られる黒糖が有名ですよね。
数百年前から変わらぬ工法で作る、黒糖作りを見学するのもオススメです。
「はえの民宿」から徒歩1分の場所で、その黒糖は作られています。
期間限定なので、問い合わせは必要。
https://www.youtube.com/watch?v=gNWuRnnptDg
僕達が、たまたま住みだした村、「伊関」という田舎の集落。
だけどここには、簡易郵便局もあり、売店も一件あるし、小学校も黒糖小屋もある。
でも何より嬉しいのは「はえの民宿」がある事です。
くどいですが、最後にもう一度言います。
裏切りません!!
夕飯無しのコースもありますが、はえのに泊まるなら是非、洗練された包丁人が、旬の食材で作る夕飯を味わってください。
はえの民宿