「日米地位協定」と聞くと、なんだか難しそうなイメージですよね。そうなんです、めちゃ難しいんです。
簡単に説明できるものではないんですが、今回、超シンプルな解説に挑戦してみます!
ちなみに、僕も最近知りました、、、
1960年に、アメリカと日本の間で締結された軍事ルールブックなんです。
どんなルールか?って、
簡単に言えば、アメリカと日本は、どちらが地位が上か?って事です。
どっちが上なのか?って、
残念なことにアメリカ様が上なんです。
なんでそんなルールブックができたのか?って、
日本は戦争で負けましたよね、そう我が国は敗戦国なんです。戦争で勝った国は敗戦国に対して植民地にしたり、領土を取ったり、強制的に母国語を変えたりしますよね。
その流れで「日米地位協定」ができちゃったんです。
このルールブックが存在する限り、アメリカは日本国内で好き勝手に暴れまくってもいいんですよ。
地位が上ですから。
馬毛島にアメリカ軍が飛行訓練する基地が出来る前に、地域の住民に迷惑をかけないように、ジェット戦闘機の飛ぶ時間帯、年間の回数、飛行経路などを念密に話し合ってから建設しますよね。
でもね、沖縄でも奄美でも最初に約束した事を平気で破ってくるのがアメリカなんです。
だって、このルールブックに「アメリカは約束を守らなくてもいい」と記載されてるんですよ。
地位が上ですから。
馬毛島に建設しようとしているアメリカ軍の基地の建設費(数千億円)、建設されてからの維持費(水道光熱費、燃料費)などなどは、なんと全て日本政府が負担します。
地位が下ですから。
さらに、アメリカ軍のジェット戦闘機が訓練中に種子島の街に墜落し大勢の一般市民が死んだとします。その場合の賠償金も日本政府が負担します。
地位が下ですから。
このルールブックは調べれば調べるほど腹がたつ内容なんですよ。
以前、沖縄で
小学3年生の少女が、アメリカ兵3人にレイプされるという、おぞましい事件がおきました。
こんな身の毛もよだつ様な事件にもかかわらず、日本の警察はそのアメリカ兵達を逮捕できないんです。
地位が下ですから。
ふざけんじゃねぇ〜!!!
こんなルールブックがある限り、馬毛島に基地ができたら大変な事になってしまうんです。奴らにとって、初めに交わした約束なんてどうでもいいんです!やりたい放題、好き勝手にやられてしまうんですよ。
我々市民が「最初の約束とちゃうやんけ!」と言っても、どうにもならないのが現実です。日本の防衛省ですりゃ、何も言えないんです。
日本全国にあるアメリカ軍の基地でおきてる問題はすべて、このパターンです。
最初の約束なんて、あってないようなもんなんですよ。
地位が違うんです!
チョイと横道にそれますが、
アメリカ軍のお古になった武器を、日本政府は法外な値段で買い取らなければなりません。「要りません」とは言えなんです。
地位が違うから!
秋田に設置しようとしたミサイルは、2000億円でアメリカから買わされ、結局使い物にならなく、返品もできずタンスの肥やし状態です。
この2000億円って、我々の税金ですからね!
皆さん、2021年の我が国の軍事費っていくらくらいだと思いますか?
想像を絶する金額ですよ。
なっ、なんと、5兆5000億円だって!!!!
僕たちが汗水流して働き、支払った税金ですよ。しかも、そのほとんどがアメリカ軍に流れる仕組みなんです。
地位が違いすぎるでしょ!
ってな訳で、このルールブックをなんとかしない限り、馬毛島に基地ができたらやばい事になってしまうんです。
まだまだ言いたい事はありますが、「日米地位協定」の事、少しは理解していただけたでしょうか?
イタリアもドイツも同じ敗戦国なのに、このような理不尽なルールでは縛られていません。
この話をするとまた長くなるので、各自調べてください。
*この写真はアメリカから友達が遊びに来た時に、種子島北部にある浦田海岸で撮影したものです。
アメリカ人も個人的にはいい奴がたくさんいます。