昨日4月26日、2機の戦闘機が馬毛島上空を飛んだ。
その際の騒音がどの程度なのか?
この疑問は種子島では基地推進派も反対派もすべての住民が抱いてます。
その疑問に答える為に、防衛省は来月の5月にデモ飛行の実施を発表しました。
そのデモ飛行の前の、テスト飛行が昨日の15時半に行われた。
結論から言います。
全く騒音は感じませんでした!
でも、しかし、だが、、、、みなさん騙されないでください!
騒音が感じなかったのには、いくつかの理由があります。
理由その1、風が逆風だった
昨日の種子島は朝から台風並みの、秒速10メートルの東風が吹き荒れてました。
いわゆる爆風でした。
そんな中、テスト飛行は種子島の西海岸で行われました。
音というものは、風下で聞くか、風上で聞くかで全く変わってきます。
昨日の条件だと、風上になる種子島には戦闘機の音は届きにくく、
騒音はすべて種子島から遠ざかるように、風下に流れてしまいました。
音というものは、風の影響をすごく受けるんですよ!
理由その2、めちゃ遠い
防衛省が発表した種子島上空は飛ばずに、肉眼で確認する事も出来ないほど遠くを飛行し、望遠鏡を使わないと見えないくらいでした。
いくら戦闘機とはいえ、あれだけ離れてしまえば騒音は感じないよね。
理由その3、機種が違った
基地が出来た場合、米軍はF18ジェット戦闘機を使用してFCLPのタッチアンドゴーを行う。
しかし昨日のテスト飛行で使用された機種は自衛隊のF15戦闘機だった。
F18とF15では排気量も全然違うし、騒音レベルも雲泥の差なのだ!
750ccのバイクと、原付くらいの差があるんです。
理由その4、タッチアンドゴーはしてない
世界中で大問題をおこしているFCLP、アメリカ本土でさえも裁判で米軍が負け、禁止になったFCLP
以前も解説しましたが、FCLPとはタッチアンドゴーを1日に数千回も繰り返します。
マッハ3で飛行していた戦闘機が高度を下げる為に急ブレーキをかけ、先ずその時に爆音が発生!
さらにタイヤを滑走路に接触させ、そこでまたもや爆音発生!
そこから、アクセル全開で大空に再び飛び立ちます。その時の音は殺人レベル!!
この一連の流れのタッチアンドゴーの騒音を基地推進派の人達も、反対派の人達も体験したかったのに、
爆風の逆風の中、遥か彼方を原付でゆっくり飛行されたら、真実の音は体験出来ませんよね、
まともなテスト飛行をするとは思っていなかったけど、あそこまで、あからさまに茶番劇をしてくるとは、、、、
防衛省は、我々をどこまでバカにするんでしょう!!
ここで一つの疑問が浮上!
「何故に来月のデモ飛行の前に、昨日のテスト飛行があったのか?」
答えは単純です、
どんな機種で、どの程度の速度で、どの程度種子島から離れれば種子島に騒音が届かないのか?を、来月のデモ飛行の前に把握したかったんですね。
きたねぇーぞ、防衛省!!正々堂々と戦え!
昨日のテスト飛行だけを体験すれば、
「馬毛島に基地が出来ても、全く騒音がないから大丈夫だね!だったら、交付金もらって裕福な暮らしをしよう!」ってみんな思っちゃうよ
島の年寄り達は素直だから、簡単に騙されちゃいます!
来月のデモ飛行は、馬毛島に滑走路がないためタッチアンドゴーはできませんが、真実に近い音を我々に体験させていただきたいと心から願います。
ってか、種子島空港でタッチアンドゴーをやってもらいたいですよね!
真実の音を体験できますよね!
やるわけねぇーか
種子島の空港でタッチアンドゴーをしたら、基地推進派の人達も考えが変わり、島全員が反対派になっちまいますね!
それは防衛省は困るでしょ!
写真は、F18と、F15の大きさの違いです。