熊本、車中泊の旅 IN 豪雨 

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 久々のブログです。

奥様と二人で寝袋片手に車中泊しながら豪雨の中、天気図とにらめっこしながら熊本県を10日間まわって、昨日種子島に帰って久しぶりにフカフカの布団で寝ました。

パソコンは持っていかなかったので、ブログれなかった、、、のです。スマン

 

熊本県をウロウロしてて印象深かった場所の一つに「水俣」があります。

我が国の4大公害病である「水俣病」。

その病気の発祥地です。

 

学生の頃、「水俣病」の事は授業で習いましたが、詳しい場所は理解してなく、福島県民の僕には、自分には縁が無い日本のずっとずっと西の方の話くらいに思ってました。

その水俣市熊本県だったことは最近知りました。今はお隣の県です。

 

水俣市の海沿いにある「株式会社チッソ」の化学工場が住民に内緒で有機水銀を爆発的大量に海にたれ流し、

その水銀が海産物に蓄積し、それを食べた人が激烈な中毒症状をおこし、脳障害などで歩行も出来ず痛み苦しんで、治療法がないまま死んでいく人類史上最初の恐ろしい水銀中毒病、それが「水俣病」。

 

小さな漁村での大事件、現時点で死者数2000人、人間だけでなく猫などの動物達も狂死し、妊婦さんも胎盤を通じて胎児に影響がでてしまいました。

 

事件から65年が経過した現在も「水俣病」で苦しんでいる人が沢山いるのに、犯人である「株式会社チッソ水俣工場」は今も、従業員500人を抱えて堂々と営業中だったのが印象的でした。

 

水俣の人達は地元を離れ、他の土地に行った時、自分の出身地を他人に言う事は非常に抵抗があったらしいです。

 

情報が乏しかった当時、

水俣病は伝染し、結婚したら永遠に子孫に症状がでると思われてたらしいです。

 

福島県民が3.11の震災後に受けた偏見的いじめと同じですね。

放射能が感染るから近ずくな!」

「福島から避難してきたあの子と、うちの子を同じクラスにしないでくれ!」

「貴女は福島生まれだったんですか?だったら今回の縁談はなかった事にしてください!」

「福島人は福島に帰れ!」

 

実は震災後、日本中でこんな会話がされてました。

腹が立ちましたが、何も言い返せませんでした、、、、、

 

そんな状況の中、種子島の人々は我々福島からの移住者を暖かく迎え入れてくれました。感謝の一言です。

なのに、馬毛島基地建設問題で優しかった種子島の人々の心は分断し、変な空気が漂っています。

 

話を戻します

ある日、小さな漁村水俣が化学工場の建設予定地に選ばれました。

当然村の人々は大反対でした。工場といえば「汚染水」

そんな汚染水が海に流れれば漁業がダメになり、生活が出来なくなります。

 

しかし大企業は諦めません、自民党実力者をバックに付け

「工場ができると、雇用もでき生活が楽になり村が活性化する」を、キャッチフレーズに貧しい住民をだまし、

強引に建設してしまいました。

 

「株式会社チッソ」が水俣の海に猛毒をたれ流し始めたのが昭和初期、

それから36年間猛毒をたれ流し続け、

昭和43年頃にやっと原因が暴かれ、猛毒たれ流しが終わりました。

 

それまでの36年間、

徐々に海は汚染され漁獲高は激減し、人々は仕方なく工場に勤め始めました

 

地元水俣住民の中では、病気の原因は「株式会社チッソ」にある事はみんな知っていたみたいです。

工場から汚染水が海に流れ出る排水口付近は、魚の死骸だらけだったのです。

 

しかし、「株式会社チッソ」を訴えることは、自分の首を自分で締める事でした。

汚染された海での漁は無理なので、ほとんどの村人は工場勤めで生活をしていました。

 

父ちゃんも母ちゃんも、息子も娘もみんな工場からの給料で安定した生活を送っていたのです。

自分が働いてる会社を訴える事は、自分の生活を捨てることでした。出来ないよね、、

 

悪い事は分かっている、だけど現実を考えるとやめろ!とは言えない、、

 

あれっ、どこかで聞いた事のあるフレーズですね

「心の中では基地建設は大反対だけど、交付金の誘惑、旦那が自衛隊あがりの事を考えると、堂々と やめろとは言えない、、、」

 

しかも自民党実力者をバックに付けた基地推進派のセリフは、

「基地ができると交付金がもらえます、雇用も増えます、生活が豊かになります、島が活性化します!」

 

 

ありゃまぁ〜 水俣病福島原発事故馬毛島基地建設問題は共通点があったんですね

 

水俣の「株式会社チッソ」で製造されている化学肥料なども、そもそも戦後アメリカが食料不足を名目に日本に押し付けてきた物のひとつ。作り方など全てアメリカ指導

 

福島の原発アメリカの圧力で仕方なく作った物。材料はすべてアメリカ製

その時の佐藤栄作総理(自民党)のセリフ

「絶対に事故は起きません、安全です!」

 

馬毛島基地建設問題の一番の論点は、その基地にアメリカ軍がきて永久に軍事訓練をする事

 

 

そう、すべてアメリカが絡んでますよね。

住民は心の底では嫌なんだけど、裕福な生活を夢見て、お金という魔物に心を奪われちゃうんですよね

 

そしてアメリカに逆らえず、それらを影で操る自民党政権

 

現在我が国の年間の軍事費は5兆円ですよ!5兆円!!

そのうち4兆円がアメリカに流れる仕組みです。

その半分でもコロナで大変な人達に給付すれば倒産しなくて済む人が沢山いるのにね!

 

自民党さん、そろそろアメリカ様に「NO!」と言ってくださいよ。

 

 

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有機水銀で脳が犯された少女

 

自民党は毅然とした態度でアメリカに対して

「化学肥料は危険だから要りません」

「物騒な原発は要りません」

と言ってくれてたら、悲惨な大事件は起こらなかったんですよね

 

種子島に大事件が起きる前に

馬毛島に基地は要らない!」とアメリカに言って欲しいもんです

 

昭和43年、ついに水俣病の原因が「株式会社チッソ」にある事がバレてしまいました。

そうなるとチッソは患者さん達、遺族者達に多額の賠償金を払わなければいけません。

当たり前の金額を支払えば、会社は倒産してしまいます。

そこで影の権力者が動きました。

自民党の実力者、三木武夫(後に首相)の登場です。

莫大な政治献金チッソから受け取った三木は、賠償金をめぐる裁判に裏から圧力をかけ、少額の見舞金を支払い、今後一切賠償要求は行わないことを約束させた。

 

この事実は、チッソ元専務だった故入江寛二氏の記録から明らかになり、後に「水俣病の真実の記録」として出版された。

 

自民党、酷過ぎでしょ!

そして今も、福島の高濃度放射能汚染水を海に捨てようとしてる菅政権、完全にいっちゃってるでしょ!!!

コロナ最盛期の中、金のためにオリンピックを開催しようとしてる菅政権、絶句ですよね!!!

 

そんな、自民党が起こしたと言っても過言で無い「水俣病」に対して、ついに大物が動き出しました!

映画「シザーハンズ」「パイレーツオブ、カリビアン」でも有名な

ジョニーデップが主演する「MINAMATA」が9月に公開されます。

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彼が迫真の演技で水俣病をテーマに日本社会の裏側をうったえます。

 

 

トップの写真は

水銀中毒で指の関節が変形した手です。

 

今回も自民党に対するグチになってしまいました。

なるべくグチは言わ無いようにしてますが、事実を知れば知るほど、グチっちゃうんですよね、許して、、、

 

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経済優先の大量生産、

このシステムが自然を破壊し、人々の心とカラダを犯します。

未来の子供達に残す社会、このままでいいんでしょうか?