ビリヤード仲間の友達は猫を18匹飼っている。
ええっ、18匹ぃ〜と思うでしょうが、
僕が飼っているペットの数は20万匹なのだ。
そうです、約20万匹の「日本ミツバチ」を飼ってます。
彼らと共同生活をするようになり、今日でちょうど1年が経ちました。
1年前の今日、知り合いから「日本ミツバチの分蜂が始まったから、早くおいで!」との連絡が入りました。
以前から日本ミツバチの養蜂に興味があったので、息子と一緒に片道1時間の友人宅に向かいました。
西洋ミツバチではなく、日本ミツバチだと聞いて、興奮状態でした。
日本ミツバチはこの時期、「分蜂」という行為をし、彼らを捕獲するには今の分蜂時期を逃すと、また来年までのお楽しみぃ〜 に、なってしまうのである。
友人宅に到着したら、桜の木の枝に分蜂した蜂達が蜂球を作り、がぶら下がっていた。
息子と2人で興奮状態MAX!!
やべぇ〜、写真で見たのと同じだぁ〜
とは言え、蜂に関しての知識はほとんど無い僕たち。
用意していた巣箱に、いかにして彼らを入れるかが最初の大難関であった。
相手は蜂なので、先ずは刺されないように完全防備が必要、
あらゆる衣服を重ね着し、軍手は3枚、靴下3枚、靴はスノーボードシューズ、一番大切な顔面もネット付きの帽子でガード!
いわゆる、NASAの宇宙服状態!
その後、かくかくしかじかの悪戦苦闘があったにせよ、無事に用意した巣箱に彼らを入れる事に成功したのである。
やり終えて分かった事だが、日本ミツバチって、すごく穏やかな性格で、
襲って来る事も、刺される事も皆無でした。
裸での作業も可能なくらい、攻撃性は1ミリも感じませんでした。
西洋ミツバチは攻撃性があり、かなりの確率で刺されるみたいですね。
写真は、分蜂した彼らが、蜂球を作っている様子
この蜂球の中に指を入れても、彼らは怒りませんよ。
とても優しい生き物なんです。
そうして、友人宅から持ち帰った蜂達が、我が家で数回にわたり分蜂を繰り返し、今では巣箱が4つになりました。
養蜂用語で1つの巣箱を、「1軍」と呼びます。
我が家は4軍の日本ミツバチを飼っています。
1軍がこの時期、約5万匹なので、4軍で20万匹って事です。
それぞれ顔も性格も異なり、
彼ら全てに、名前もつけてますよ。
20万通りの名前、覚えきれないので、全て「マーヤ」にしました。
時々、「ハッチ」もいます。彼は男の子で、色黒です。
先日初めて、採蜜をしました。
採蜜とは、巣箱から蜂蜜をとることです。
「お味はいかが」って?
絶品に決まってるでしょ!!!
スプーン一杯で、寿命が1ヶ月延びる感じの味ですわよ〜
昼間からビールを飲んじゃってる僕にとって、
雨の日も、風の日も、灼熱の日も、極寒の日も、せっせと花粉を運んでいる彼らの働きには脱帽です。
日本ミツバチは鹿児島県が南限で、沖縄には生息できないんです。
(西洋ミツバチは沖縄にもいます)
彼らは優しいだけではありません、天敵のスズメバチに対して勇敢に戦い、時には勝利するんです。
その戦い方が、涙もんですよ。
話すと長くなるので、「日本ミツバチ、スズメバチ」で検索してくださいね。
泣くよぉ〜
そんな訳で、南限の日本ミツバチが可愛くて可愛くてたまらない毎日です。
今日も彼らの為に、夏用の日差しよけを作ってあげました。
「みつばちの大地」って映画があります。興味があれば是非!