そりゃねぇべよ、防衛省さん、、、

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写真は、沖縄県宜野湾市普天間第二小学校の校庭で遊んでいる子供達の頭上を覆いかぶさるように着陸しようとしている、アメリカの軍用機

 

現在日本には、北から、

青森の三沢と車力、東京の横田、神奈川の横須賀と厚木と座間、

山口の岩国、長崎の佐世保、そして沖縄に7箇所

合計15箇所にアメリカ軍の基地が存在してるのである。

 

そして、このような風景はアメリカ軍の基地がある町では日常茶飯事の出来事である。

 

「事故とかは無いんでしょ?」とよく聞かれますが、

全国的に事故だらけです、、、

アメリカ軍の飛行機が墜落して日本人が死んじゃった事もたくさんあります。

事故が起きても、アメリカから日本のマスコミに圧力がかかり、

かなり悲惨な事故でもない限り、日本の茶の間に放映されることはありません。

 

アメリカ軍のヘリコプターが沖縄国際大学に墜落したのが2004年、

 

あの事故から今日まで、

アメリカ軍飛行機の関連事故は、なんと511件!!

 

想像以上にアメリカ軍の飛行機事故は多発しているのが現実なのである。

 

ここで問題なのが、

もしアメリカ軍の飛行機が我々の家に墜落し、家族が死んだ場合、誰が責任をとるのか?

「当然アメリカ軍でしょう!」

ブーーー!! 不正解!!

 

答えは、アメリカ軍は一切責任はとりませんし、なんの賠償もしません。

まじぃ?でしょ、まじなんです。

 

以前にも話した通り、「日米地位協定」という、昔日本とアメリカ軍とで交わし合った地位を決めるルールブックで、そう決まっているんです。

アメリカ様の方が遥かに地位が高いのである。

 

「中国やロシア、北朝鮮が、おめぇらを攻撃してきたら、俺たちが守ってやるんだから、ちょっとした事故くれぇで、がたがた騒ぐんじゃねぇ!」

これがアメリカ軍の言い分です、、

 

アメリカ軍が日本国内で何をしようが、日本の防衛省は何も言えないんです。

外国からの侵略を、

守ってあげるという名目で、用心棒代として毎年5000億円も我が国から、喝上げしてるんです。

いわゆるヤンキーなんです。スナック、キャバレーなどが、暴力団に支払ってる「みかじめ料」と同じですね。

 

そんなアメリカ軍の基地を、我が国の防衛省は、

種子島のすぐ近くの「馬毛島」に建設しようとしているのだ。

種子島馬毛島は、目と鼻の先です。当然、僕たちは大反対です。

 

何度か防衛省の方が種子島に来島し、我々住民に対して、基地建設の説明会をしてくれたが、

我々の質問に対し、訳のわからない理屈を並べるだけで、全く答えになっていない説明会だったのだ。

 

説明会だけでは全く理解できなかったので、我々反対派は直接、防衛省宛に質問書を文面で提出したのである。

その返事を待つ事、1週間、なんの返事もなし

その返事を待つ事、1ヶ月、なんの返事もなし

その返事を待つ事、3ヶ月、なんの返事もなし

 

痺れを切らし、直接防衛省に電話をしたが、

「担当の者が、只今電話中なので、折り返しお電話をさしあげますので、少々お待ちください」と言われ、電話を待ったが、

数ヶ月間、電話は一切なし。

 

頭にきてもう一度電話をしたら、やっと担当の方と話す事ができ、

「あなた様からいただいた質問書は、現在、防衛省内で会議中なので、結果が出次第、ご連絡しますので、もう少々お待ちください」

でした。

 

さらに待つ事数ヶ月、なんの返事も回答もなし、、

 

 

かくかくしかじかで、

そんな防衛省の官僚と、種子島で直接会う機会が今日、おとずれたのである!!

「どうしても、会って話をしたい」という我々の要望を、防衛省側がOKしてくれたのである。

 

会場には、防衛省に対して聞きたい事、言いたい事が山ほどある反対派の人達が、約束の時間の1時間前から集まり、どよめいていた。

当然、テレビ局、新聞社などのマスコミも沢山きていた。

 

しかし、防衛省側から

「会場に入って直接我々と話し合いをするのは、マックス5人までとしてくれ!」

と言われてしまったのである、、、

 

さあ大変、会場に入る事の出来るチケットは5枚だけ、誰の手に、、、

 

4人は直ぐに決まった、地元で何十年も基地問題に関わってきた先輩である。

チケットは残り1枚、泣いても笑っても最後の1枚なのだ、、

 

話し合いの結果、なんと最後の1枚のチケットが僕にまわってきたのである!!

 

「まじですか?僕でいいんですか?」と言いながらも、心の中では、

「ヨッシャ〜!!」でした。

 

そんな訳で、

防衛省からは、「関 兼文」さん率いる、計3人の官僚達に対し、

我々基地建設反対派からは、代表5人、

合同庁舎2階の特別会議室で合計8人による話し合いが、スタートしたのである。

 

 

「我々が提出した質問書に何故答えてくれないのですか?」

「何故、折り返し電話をしてくれなかったのですか?」

「少々、お待ちくださいで、半年も待たすのですか?」

 

このような我々の質問の対して、防衛省の関さんは、

 

「我々防衛省は、あなた達のような一般人からの質問に答える気は一切ありません。」

「それが防衛省のルールなんです」

「今後も、あなた達の質問には一切答えません」

 

アジャパー!!! そりゃねぇべ!!

 

防衛省の回答に我々5人は超激怒、、「必殺!ちゃぶ台返し

 

防衛省のルールで、答える気が無いなら、なんで最初に、その事を知らせてくれなかったんだ!」

 

「散々待たせて、そりゃねぇべ!」

 

「会議の結果が出たら、連絡するから、もう少々お待ちくださいと、言ったあの言葉はなんだったんだ!」

 

「民主国家の日本が、国民の質問に対して、答える気がないって、どういう事だ!」

 

「おめぇら、俺たちの税金で飯食ってるくせに、ざけんじゃねぇ」

 

揉めに揉めたが、結局、何を言っても、

防衛省の答えは、「我々防衛省はあなた達の質問には答えません!」でした、、、

 

最後の最後に、僕が言いました

「関さん、

私は原発事故で福島から、この島に10年前に家族で移住しました、最近、原発から出た膨大な量の放射能汚染水を、海に捨てることが政府から発表されましたよね。

 

そのニュースを見た若い夫婦が、子供の為にも一刻も早く福島を出て、種子島に移住を考えてます。

しかし、種子島のすぐ近くの馬毛島に軍事基地ができるのであれば、種子島は諦め、もっと、のんびり子と育てができる別な場所を探すつもりです。」

 

「そんな夫婦から先日電話があり、できれば種子島に移住したいんだけど、馬毛島に基地ができるのは確定なの?

 

確定なら、早く別な場所を探さないといけないので、真相を教えてください。と、言われました」

 

「関さん、私はその夫婦に真相を伝える義務があるんです。教えてください、馬毛島に基地が建設されるのは決定事項なんですか?」

 

苦笑いをしながら防衛省の関さんは答えてくれました。

馬毛島に基地が建設されるのは、決定事項ではありません、今は計画段階です。」

 

 

そうなんです、みなさん。

国が進めている事が全て「決定事項」とは、限らないんです、、

誰も何も言わなければ、そのまま決定しちゃいますが、

 計画段階の時に、みんなで反対し、白紙に戻った事例は沢山あるんですよ。

 

数年前、秋田県で5000億円も投資し、ミサイル基地の建設が予定され、着々と進んでいましたが、住民達の強い反対により、防衛省は完全撤退しましたよね。

山口県でも、同じ事例がありました。

 

国に対して、はっきりと意思表示する事は大切だと思います。

その事を苦手な人もいますよね、そんな時はお知らせください、

あなたの代わりに、意思表示をいたしますよ!!!

 

 

ヒョンな事から、チケットをゲットした、今日の防衛省との話し合い、

何を言われても、怒らずに、冷静を保つはずだったが、

開始2分で、怒りMAXになってしまいました。

まだまだ青いっすね、、、、

 

でもさ、

散々待たせて、「答える気は無い」だよ!

誰だって怒るよね

 

でも、最後の最後に、

「基地建設はまだ決定ではない」という言葉を、防衛省本人から聞けた事が嬉しかったです。

 

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種子島は今日も、雲ひとつない快晴でした。雨が恋しいっす。