防衛省のお偉いさんが島にやってきたのだ❣️

先日、防衛省の方々が大勢でやって来て、種子島の市民会館で住民説明会を開催してくれた


防衛省がやって来た理由は、

種子島のすぐ隣りの馬毛島(マゲシマ)という無人島に軍事基地が建設され、そこで朝方3時までアメリカ軍による飛行訓練が行われる事に対して、

数年にわたり調査した軍事基地建設の環境アセスメントの結果を報告に来たのだ


環境アセスメントとは、

馬毛島に軍事基地を建設した場合、海や山、動植物に悪影響がないかどうか?を、調査する事だ、、


本来なら、基地建設に対して中立な立場の業者が行うのが筋だろうが、

今回の調査は、馬毛島に軍事基地を建設したくてたまらない防衛省が自ら調査したのだ、、、

言葉は悪いが、いわゆる「やらせ」、「出来レース」なのである

泥棒が裁判官になり、裁判を行なってるのである、、


当然、彼らが発表した調査結果は、

馬毛島に軍事基地を建設しても、環境には全く問題がありませんので、皆様、ご安心ください」

の結果発表だった、、、


我々 馬毛島通信社も説明会に参加し、

種子島の住民が一番気にしているジェット戦闘機の飛行訓練による騒音問題や、自然を破壊することによる環境問題について質問した


TOMYの質問、

「以前に防衛省が行ったジェット戦闘機の騒音テストのデモフライトですが、

防衛省から書面で発表された飛行航路と、あの時の飛行航路は、あまりにも違い過ぎ、本来ならもっと種子島の近くを飛行するのに、あのデモフライトは、水平線の彼方を飛んでいた為に、本当の騒音を島の人々は体験できませんでした

あの様な猿芝居ではなく、

基地が建設された際に、実際に飛ぶ航路で、もう一度デモフライトをし、本当の音を島の人々に聞かせて下さい」



防衛省の回答、

「今後、改めてデモフライトをする気はありません!」


NOBUの質問、

「今回、アメリカ軍が馬毛島でやろうとしているFCLP(タッチandゴーの飛行訓練)は、アメリカ本土では、あまりにも騒音が酷くて、アメリカ住民から苦情が殺到し、裁判問題になり、結局、アメリカ軍が裁判で負けて、アメリカ本土では全面禁止になった事は、防衛省の皆さんは知ってますか?」


防衛省の回答、

「そんなの知りません、、、」


TAKEの質問、

「私の知り合いで、馬毛島に生息する馬毛鹿を専門に、何十年にもわたり生態を研究をしている博士がいます、

その博士は、もし馬毛島に軍事基地が建設されれば、確実に馬毛鹿は絶滅しますと、言ってましたが、

今回の防衛省の調査結果では、環境には問題ないとの事ですが、

もし、博士の言った通り、環境に悪影響が発生してしまい、馬毛鹿が絶滅した場合、防衛省側は何らかの責任をとってくれるのですか?」


防衛省の回答、

「えぇ〜とぉ〜、、、。あのぉ〜、、、、

調査結果報告書の中に、馬毛鹿が今後健やかに生息できるかは"不確実性が残る"と、書いてありますので、ご検討ください」


防衛省側が発表した報告書を良く見てみると、

馬毛鹿をはじめ、野生動物が今後も健やかに生息できるかは「不確実性が残る」と、小さく記載されていたのだ


「不確実性が残る」とは、いったいどういう意味なのでしょうか?


馬毛島に軍事基地が建設されれば、環境が悪化し、鹿などの野生動物は死んでしまう可能性が高い」

と、いう意味である、、、、、


マジで酷い、、、、、


以前、環境省から、

「鹿児島県の馬毛島に生息している馬毛鹿は現在絶滅の恐れがあるので、どうにかして皆んなで馬毛鹿が絶滅しないように知恵を出し合いましょう」

との、発表があったのにもかかわらず、


馬毛鹿が絶滅する事は、実は防衛省も承知の上での、基地建設なのだ、、、、


記述にもある通り、1300年前から馬毛島に暮している馬毛鹿、

緑豊かだったその島が、ここ数年の違法開発にて その緑が激減し、数万頭いた鹿が今では、絶滅危惧種になってしまった

それでも、残された森の中で千頭くらい生息しているのである

そんな島全体をコンクリートで覆い、ジェット戦闘機の滑走路にしようとしてるのだ

しかも、アメリカ軍の、、、

緑が無くなったコンクリートの島では、野生動植物は死んでしまう事くらい、小学生でも知ってるよね


それでも、

「今回の環境アセスメントの調査の結果、馬毛島に軍事基地を建設しても、環境的には、全く問題はありません、ご安心下さいませ」

と、言い張る防衛省、、、、


酷い、、、、酷すぎる、、、、理解できねぇ〜、、


会場から、こんな質問も出た

「現在、我々の地球は過剰な開発により、環境が悪化し、CO2が増え過ぎて酸素不足になり、異常気象の連発や、海面の上昇など、世界的に大問題が起きています

このままでは、人類が絶滅危惧種になってしまうので、なんとかせねばと、世界中からお偉いさんが集まり、SDG,sという取り組みが提案されました

今後、新たに何かを建設したり、何かを行なう場合は、

SDG,sの取り組みに当てはまる事をし、CO2を出さない世の中にしようと、国連で決定されましたが、


今回の防衛省馬毛島で、行なおうとしている軍事基地建設は、SDG,sに当てはまりますか?」


回答、

「、、、、、、、、。えぇ〜とぉ〜、、、。」


その後、しどろもどろになりながら、訳の分からない事を言い出し、答えになっていない回答を繰り返しました


いわゆる、いつもの国会の答弁状態でした、、、


予想はしていたけど、結局、我々島民との 話し合いにはならず、

一方的に防衛省の事後報告を聞いただけの住民説明会でした、、、


以前に防衛省側が言った、

馬毛島に軍事基地を建設するには、地域の皆様の同意が必要であり、

地域の皆様が反対している限り、強引に建設はいたしません」

あの言葉は、どこに行ってしまったのですかねぇ〜


このまま、防衛省のゴリ押しで基地が建設されるかもしれない

もしかしたら、反対派の意見が通り、基地建設の話が無くなるかもしれない


いずれにせよ、馬毛島周辺で暮らす、種子島屋久島、口永良部島大隅半島の人々が、その子供達が、孫達が、ひ孫達が

ニコニコして暮らしていける未来を、皆んなでイメージしましょうね


ヒヤヒヤしながら暮らすのは嫌よねぇ〜❣️❣️


中国やロシアからのミサイルにおびえながら暮らすより、

中国やロシアと「仲良しこよし」に、なりたいと願うのである。


中国、韓国、北朝鮮、台湾、そしてロシア、

みんな日本のお隣さんですよ


海の向こうのコカコーラの国と仲良くするのも、いいでしょうが、

先ずは、お隣さんと仲良くなりましょうよね❣️


韓国などに対して、上から目線はやめましょうね❣️


皆さんも、そう思うでしょう❣️


ps

今回の防衛省のアセスメントの結果報告の住民説明会は、

明日5月12日は、南種子町で、

16日は、南大隈町で、

17日は、屋久島で開催されるようです


明け方3時まで轟く、アメリカ軍のジェット戦闘機の爆音に違和感があれば、

是非、参加して質問して下さい