馬毛島にできるのは自衛隊の基地だから大丈夫でしょ?

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馬毛島にできるのは自衛隊の基地だから問題ないでしょう?」と思われてる方がたくさんいます。

10年前の東日本大震災の時には我々福島人は、自衛隊の方に大変お世話になりました。食料、水を運んでもらったり、簡易お風呂を設置してもらったり、行方不明の人達を探してもらったり、感謝の一言でした。

自衛隊のみなさん、あの時は本当にありがとうございました。

 

自然災害や事故が起きた時の人命救助訓練施設が馬毛島にできるのであれば、大賛成です。

(なるべく、緑はそのままにして訓練してね!と、言いますけど。)

 

しかし、今回馬毛島に建設される基地は、名目は自衛隊基地ですが実際はアメリカ軍が永久的にFCLP(爆音での飛行訓練)を行う施設です。

 

爆弾を積んだジェット戦闘機の訓練って、人命救助とは真逆の殺人訓練でしょ!

 

そんな殺人訓練施設が我々のすぐ近くにあるのは、すごく嫌です。物騒過ぎます。

 

我々「馬毛島通信社」は、いかなる理由があっても戦争だけはするもんじゃない!と考えてます。

 

「じゃ、中国が攻めてきたらどうするんだ?」と、よく聞かれます。

 

お答えします。

中国が攻めてきたら、馬毛島種子島海域は一番最初に戦場になります!

相手国の軍事基地を攻撃するのは戦争のセオリーです。

以前に元防衛大臣石破茂さんが種子島を訪れ時に、このように言ってました。

「戦争が起きたら、自衛隊は国土を守る為のものであり、国民の命を守るものではない!!!」

やばい言葉でしょ。ゾッとしましたよ。

これって、もし中国が日本に攻めてきたら東京を守る為に、馬毛島を含む南西諸島の基地は犠牲になって戦え!って事でしょ。

そんな理不尽な事は絶対やだぁ〜!!戦場になりたくねぇ〜!!

種子島の保育園に爆弾が落ちたらやだぁ〜!!

 

そうならない為に外交官が存在してるんです。

国を代表して外国との交渉を担当する国家公務員です。

 

現在の日本のように、すべてアメリカにおんぶに抱っこの状態で経済大国を気取ってるかぎり、いくら外交官が交渉しても中国や韓国は日本に対してムカついてます。

 

日本は過去の過ちを金では解決しましたが、国民に心の底から「ごめんなさい」は言ってません。

戦後75年も経ってるのに、「ごめんなさい」が言えずにギクシャクした関係が続いてます。

日本人は西洋人に対しては、尊敬のまなざしで見るけど、韓国人や中国人に対しては、上から目線になりがちですよね。

 

南京大虐殺や、慰安婦問題などのように今となっては、どこまでが真実か?何がでっちあげか?わかりませんが、日本が過去に韓国や中国を攻めたことは事実です。

その事を心の底からおわびし、日本の最新のテクノロジー尖閣諸島竹島も無償で提供し、お互いにアジアを盛り上げていけば中国も攻めて来ないし、韓国人も熱くなりませんよ。

 

中国の事を、「血に飢えた狼」のように思われる方もいます。たしかにチベットウイグルなどの問題は深刻ですが、

アメリカが過去にイラクソマリアベトナムアフガニスタンリビア、ドミニカ、レバノンパナマユーゴスラビア(まだまだたくさんあります)などでおこなった行為は中国以上の残虐な事をしてますよね。

「血に飢えた狼」よりも危険な国アメリカ。

そんなアメリカの支配下にある日本。

 

でも中国の事は悪く言うけど、アメリカの事は悪く言わないよね。

むしろ、アメリカかっこいい!!って感じでしょ。

だから、中国に睨まれんだよ。

 

以前に話した「日米地位協定」にせよ、中国との関係にせよ、みなさんもう一度よく考えましょうよ、

コカコーラ飲みながらジーパン履いてヒップホップ聴くのも悪くないけど、

「いただきます!」にお箸でご飯、神社仏閣、十二支、漢字に漢方薬、着物、豆腐にお茶、節分に雛人形、鏡、湯たんぽ、孫の手などなど、すべて中国から日本に伝わった物です。

子供達が大きくなった時には、世界から戦争はなくなり、日本は完全独立国家で

アメリカ、中国、韓国と仲良くやってる事を望みます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

納屋解体

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今回はお堅い話は無しで、種子島便りをします。

古くなった納屋を解体しています。

専門業者に依頼し、大型重機で一瞬で解体してもらう選択もありますが、自分たちで コツコツと解体してるのには理由があります。

手前の瓦がのってる納屋はボロボロ過ぎて使い物になりませんが、二人が作業してる二階建ての納屋はまだまだ使えるので、丁寧にバラして数キロ先の山の中に移築します。

 

コツコツと金をかけずに、時間をかけてやってます!

 

右側の白シャツが私の息子の寛大、

左側の赤シャツが友達の衆ちゃん。

 

この時期、屋根にあがると遠くの山々まで見渡せて

新緑の黄緑色の葉っぱがまるでブロッコリーのようで可愛いんです。

 

暑くもなく、寒くもないこの時期は最高ですよ! 

 

みなさん、また種子島に遊びにきてくださいね!

 

アメリカ様がお決めになった「日米地位協定」とは?

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日米地位協定」と聞くと、なんだか難しそうなイメージですよね。そうなんです、めちゃ難しいんです。

簡単に説明できるものではないんですが、今回、超シンプルな解説に挑戦してみます!

ちなみに、僕も最近知りました、、、

 

1960年に、アメリカと日本の間で締結された軍事ルールブックなんです。

どんなルールか?って、

簡単に言えば、アメリカと日本は、どちらが地位が上か?って事です。

どっちが上なのか?って、

残念なことにアメリカ様が上なんです。

なんでそんなルールブックができたのか?って、

日本は戦争で負けましたよね、そう我が国は敗戦国なんです。戦争で勝った国は敗戦国に対して植民地にしたり、領土を取ったり、強制的に母国語を変えたりしますよね。

その流れで「日米地位協定」ができちゃったんです。

このルールブックが存在する限り、アメリカは日本国内で好き勝手に暴れまくってもいいんですよ。

地位が上ですから。

 

馬毛島アメリカ軍が飛行訓練する基地が出来る前に、地域の住民に迷惑をかけないように、ジェット戦闘機の飛ぶ時間帯、年間の回数、飛行経路などを念密に話し合ってから建設しますよね。

でもね、沖縄でも奄美でも最初に約束した事を平気で破ってくるのがアメリカなんです。

だって、このルールブックに「アメリカは約束を守らなくてもいい」と記載されてるんですよ。

地位が上ですから。

 

馬毛島に建設しようとしているアメリカ軍の基地の建設費(数千億円)、建設されてからの維持費(水道光熱費、燃料費)などなどは、なんと全て日本政府が負担します。

地位が下ですから。

 

さらに、アメリカ軍のジェット戦闘機が訓練中に種子島の街に墜落し大勢の一般市民が死んだとします。その場合の賠償金も日本政府が負担します。

地位が下ですから。

 

このルールブックは調べれば調べるほど腹がたつ内容なんですよ。

以前、沖縄で

小学3年生の少女が、アメリカ兵3人にレイプされるという、おぞましい事件がおきました。

こんな身の毛もよだつ様な事件にもかかわらず、日本の警察はそのアメリカ兵達を逮捕できないんです。

地位が下ですから。

 

ふざけんじゃねぇ〜!!!

 

こんなルールブックがある限り、馬毛島に基地ができたら大変な事になってしまうんです。奴らにとって、初めに交わした約束なんてどうでもいいんです!やりたい放題、好き勝手にやられてしまうんですよ。

我々市民が「最初の約束とちゃうやんけ!」と言っても、どうにもならないのが現実です。日本の防衛省ですりゃ、何も言えないんです。

日本全国にあるアメリカ軍の基地でおきてる問題はすべて、このパターンです。

最初の約束なんて、あってないようなもんなんですよ。

地位が違うんです!

 

チョイと横道にそれますが、

アメリカ軍のお古になった武器を、日本政府は法外な値段で買い取らなければなりません。「要りません」とは言えなんです。

地位が違うから!

秋田に設置しようとしたミサイルは、2000億円でアメリカから買わされ、結局使い物にならなく、返品もできずタンスの肥やし状態です。

この2000億円って、我々の税金ですからね!

皆さん、2021年の我が国の軍事費っていくらくらいだと思いますか?

想像を絶する金額ですよ。

なっ、なんと、5兆5000億円だって!!!!

僕たちが汗水流して働き、支払った税金ですよ。しかも、そのほとんどがアメリカ軍に流れる仕組みなんです。

地位が違いすぎるでしょ!

 

ってな訳で、このルールブックをなんとかしない限り、馬毛島に基地ができたらやばい事になってしまうんです。

 

まだまだ言いたい事はありますが、「日米地位協定」の事、少しは理解していただけたでしょうか?

イタリアもドイツも同じ敗戦国なのに、このような理不尽なルールでは縛られていません。

この話をするとまた長くなるので、各自調べてください。

 

*この写真はアメリカから友達が遊びに来た時に、種子島北部にある浦田海岸で撮影したものです。

アメリカ人も個人的にはいい奴がたくさんいます。

 

 

 

国が決めた事は反対しても無駄なのか?

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こんな話をよく聞きます

「私もね、基地建設には反対なのよ!でも国が決めた事だから反対しても意味がないでしょう!」

「意味がない事をダラダラするより、基地交付金を貰った方が利口でしょ!」

 

わかります、その気持ち。国の公共事業も、沖縄の辺野古も、原子力発電所も住民がいくら反対しても結局強制突破されちゃいますよね。

でもね、国が決めた事を住民が反対し、完全撤回した事例もたくさんあるんですよ。

 

近年では、北朝鮮からのミサイルを防御する名目で建設予定だった山口県秋田県の軍事施設(イージス、アショア)が住民からの強い反対により完全に撤回されました。

 

では、意味のある反対活動と意味のない反対活動にはどのような違いがあるのでしょうか?

 

基本的に、完全に決まってしまい着工が始まってしまったら、かなり厳しい戦いになります。

でも、まだ計画段階なら勝利の兆しは十分にあります。住民が一致団結し反対を訴えれば、国といえども何もできません。

そのためには、同じ志の議員さん、市長さん、県知事さんを選ぶことなんですよ。

我が国は「民主国家」です。国民の意思を無視して強制突破はできないんです。

 

ある国策が計画されると、政府は何百ページにもおよぶ専門語でかかれた計画書を国民に提示してきます。誰もめんどくさくて読まないような文です。

その計画書に対して、意義申し立てをしないと「国民は政府の考えに同意している」ってことになり、建設が進められちゃうんですよ。

今回、馬毛島基地建設に対して防衛省が提示してきた「環境アセスメント」の計画書なんて、普通の人間は、まず読めませんよ、専門用語の連発が数百ページ!!

我々「馬毛島通信社」は仲間達に凄腕の法律家がいるので、専門用語数百ページを完全読破し、防衛省に意見書を送りました。

 

話は戻りますが、昨年 防衛省の方々が種子島を訪れ、馬毛島基地建設の説明会を開いてくれました。

その時、彼らに質問しました、

馬毛島に基地ができることは決定事項なんですか?」

すると、防衛省の品川さんは はっきり答えました、

「いいえ、まだ計画段階です。今後地域の人達の理解を得てから工事に進みます』

 

そうなんですよ!馬毛島基地建設は計画段階なんです!!

今こそ、住民が一丸となって反対すれば、国は撤回するんです。

私はこの島に、人殺しの訓練施設が建設されることは絶対に嫌です!全国のみなさん力をかして下さい。

 

*この写真は、数年前に沖縄で撮影した自衛隊のジェット戦闘機です。当然アメリカ製です。

余談ですが、日本はジェット機を製造してはいけない規則があります。

誰がその規則を決めたのか?って、

アメリカ様ですよ!

その話は、また今度。

 

 

 

 

 

まったりがいいよ

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種子島は街から10分も走れば、こんな風景が日常です。厳密に言えば道路交通法違反行為ですが、おまわりさんも見逃してくれるくらい のんびりしてますよ

そんな島に明け方3時までジェット戦闘機が飛びまくるなんて、いくらお金をもらっても反対ですよね

今、地球は前代未聞の危機です。化石燃料を燃やし過ぎて酸素と二酸化炭素(co2)のバランスが崩れてしまい全世界で異常気象の連発です。

なんとかしないと人類の未来が危ういので世界中のお偉いさんが国連で集まり、緊急会議をしています。

増えすぎた二酸化炭素を酸素に変えてくれるのは植物だけなんです。彼らの光合成が我々人類の未来を支えてるんです。

それなのに、馬毛島の森を皆伐しコンクリートで島全体を覆ってしまう行為自体が時代遅れにもほどがありますよね。

 

*この写真は、種子島北部の伊関という集落で撮影しました。牛の朝ごはんの牧草を運んでます。

 

 

 

海上ボーリング調査

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今年の1月31日に、西之表市の市長選挙がありました。(馬毛島西之表市に属します。)

馬毛島基地建設に対して反対派の八板俊輔さんと、賛成派の福井清信さんの一騎打ちでした。

いわゆる、基地建設に対しての住民投票をした事になります。

結果、現職反対派の八板さんが再当選し、「基地は要らない」と、民意は示されたのです。

再選を果たした八板市長が、防衛省が昨年末から始めた違法な海上ボーリング調査に対し直ちに中止してくれと要望書を提出したにもかかわらず、政府は調査をやめようとしません。

おかげで、島のサンゴ礁は大ダメージを受けています。

我々が示した民意は完全に無視されてます。

先日、その調査船が転覆沈没する大事故が発生しました。それでも調査をやめようとしません。

 

海上ボーリング調査とは、海底を掘削できる船でサンゴ礁に穴を開け30メートル程掘り、地質調査をする事です

この調査をすると海底が大規模に破壊され、漁業にも深刻な被害を受け、環境破壊にもつながります。そのため、法律上この調査を行う場合は漁業関係者、地域住民達の了解を得てから進めるのが本来のやり方ですが、今回の調査は了解を確認せず、強制突破で始められました。

 

みなさん、こんな事って許されるのでしょうか?我が国は民主国家ですよね?

政府は何をしてもいいんでしょうか?

民意を無視して強引に進めている菅政権、これってお隣の独裁国家と変わりませんよね!

 

この写真も立て看板に使われました。鼻を垂らして笑ってる男の子は、友達の末っ子です。種子島で産まれました。

この子が大人になった時、島に豊かな自然がたくさん残っていることを心から願います。

少年と馬毛鹿

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馬毛鹿、守りたいですね。馬毛島にはこの固有種の野生の鹿がたくさん生息しています。

馬毛島に軍事基地ができれば絶滅しちゃいますよね。島の森を皆伐しコンクリートで覆われたら、生きていけないよね。

なのに、基地建設の為の環境アセスメントでは、馬毛鹿達の事は触れていないのが現実です。

馬毛島には鹿だけでなく、珍しい動植物がたくさんいます。

みなさん、どうか力をかして下さい

*ちなみに、この写真は合成ではありません。

この写真に「私たちは基地と命を交換しない」の文字を入れて、立て看板として使いました。